ヤマブシタケ(山伏茸)は、山伏が着る篠懸衣の胸につける飾りに似ているところから
一般にこの名で呼ばれています。
この他、ジョウゴタケ(漏斗茸)、ハリセンボン(針千本)など、
ユニークな形状から様々な名前をつけられています。 サンゴハリタケ科のキノコで、
子実体つまりキノコ本体の中央から先端が針状になっています。中国では熊の手、
ナマコ、フカヒレとともに四大山海珍味に数えられ、猴頭(Houtoukuu)の名で
知られています。また、古くから健康食材として珍重されてきました。乾燥した
天然ヤマブシタケを調理素材として上手に使うと、特有の深い味が楽しめます。
日本生薬の天然やまぶしたけは中国で極わずかに生育する天然物のヤマブシタケを
原体から一貫製造しております。
ヤマブシタケにはヘテロβ-D-グルカンが含まれています。
ヘテロβ-D-グルカンとはキシロース、マンノース、ガラクトコースなどの
糖残基が結合している多糖類のことで、これに対してグルコースだけが
結合しているものをホモβ-D-グルカンといいます。
ヤマブシタケは5種類もの活性多糖を含んでいます。なかでも「ガラクトキシログルカン」
「マンノグルコキシラン」の二つはヤマブシタケに特有の活性多糖体です。
|