その場しのぎの「痛み止めの薬」ではなく、
痛みをモトから断つ食品が脚光を浴びている。
カニやエビの殻を材料に作られるグルコサミンだ。
効果を裏付ける研究が次々に発表され、
米国では爆発的に人気の出たこの食品、
日本でも利用者は急増し、
スポーツ障害や痛風にも利用範囲が広がろうとしている。
《グルコサミン》
エビやカニの甲羅を材料に作られるこのサプリメントを飲むだけで軟骨は潤いを
取り戻し、ひざの痛みが消えるという。
ひざの痛みの原因は変形性関節症。
変形性関節症は、関節の中でクッションの
役割を果たしている軟骨が、
長年の酷使により、
いわば”擦り減って”骨同士がこすれ合うような
状況になるために起こる。
痛みが激しく、関節がこわばって
動けなくなることが多い。
米国では5000万人が変形性関節症を
患っているといわれ、
わが国でも500万人の患者がいる。
ひざの痛みを訴えている人の半数以上は
変形性関節症と考えられ、
潜在患者数は3000万人と推定されている。
欧州の研究によると、グルコサミンを飲めば
70%〜90%の人は、ひざの痛みが消え、
動きもスムーズになる。
グルコサミンを飲むと、関節から失われた
軟骨が復活し、乾いて擦れ合っていた
骨と骨の間の潤いが戻ってくるからと
考えられている。
さらに、軟骨等に水のクッションとして存在する、
コンドロイチンを配合したタイプの
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