痛風とは たんぱく質の代謝機能障害により過剰に作られた尿酸が
関節に炎症を起こすものと考えられております。
漢方薬では 「証」が決め手となります。
(体力がある人は実証、ない人は虚証など)
西洋医学的には同じような症状があったとしても
体質(証)があわないと漢方薬では効かないこともありますので
注意が必要です。
★★大柴胡湯(だいさいことう)
・がっしりとした体格で比較的体力があり,便秘の傾向のあり
脈も腹も力があってみぞおちがつかえるという感じがある方に適します。
★防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」
・体力があり、へそを中心に腹がビール樽状にふくらんだ人で
肥満症で便秘がちな方に適します。
★防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
・体力が弱く、水太り気味で、汗をよくかき
腰からしたが重くだるい、しばしば膝が痛くなるという方に適します。
また発作時の激痛には 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)や
桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)などを
頓服的に用いることがございます。
・芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
体力が中程度で下肢のけいれん性疼痛(こむらがえり)や,激しい痛み等,
「急激におこる筋肉のけいれんを伴う疼痛」に用いられています。
(甘草を多く含むため、むくみや高血圧、腎臓病などの方には用いることは
出来ません。)
・桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)
体力がなく主に四肢の関節が痛んだり腫れたりして動かしにくい「関節痛」,
「神経痛」に用いられています.。
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